利用方法説明
タンパク質二次構造予測
配列指定


メソッド :

New Joint法は、5種類の異なる方法論の二次構造予測法を組み合わせ、 それぞれの予測結果の多数決で、最終的な二次構造予測を行う方法である。 New Joint法の原版は、Qian-Sejnowski法、長野法、Ptitsyn-Finkelstein法、西川−大井法、Gibrat-Garinier-Robson法の5種類の予測法を用いた。 これらは、我々が選んだテストセットにおける予測性能テストで、他の3種類の予測法(Chou-Fasman法、Garinier-Osguthorpe-Robson法、Lim法)より良い精度であった。 PAPIAで提供されているNew Joint法では、長野法に換わって、SSThread法(スレッディングを用いた二次構造予測法)を採用している。 New Joint法は、複数の異なる二次構造予測法が独立に計算を行うことと、 SSThread法でデータベース内の多くの構造とのスレッディング処理を行うため、 並列計算に適した方法である。

文献 :

K. Nishikawa and T. Noguchi :
"Predicting protein secondary structure based on amino acid sequence",
Methods in Enzymology, Vol.202, pp.31-44 (1991).

M. Ito, Y. Matsuo and K. Nishikawa :
"Prediction of protein secondary structure using the 3D-1D compatibility algorithm.",
Comput. Appl. Biosci. vol.13, pp.415-424 (1997).


使用方法 :

  1. 「サービス稼働状況」 をクリックして「二次構造予測」のサービスが ONになっていることを確認して下さい。
  2. 「予測手法」 を選択して下さい。
    現在 Chou-Fasman法New Joint法 が使用できます。
  3. 「ラベル=」 のフィールドにはデータのタイトルを入力して下さい。 (省略可)
  4. 「アミノ酸配列」 のテキストエリアに二次構造を予測させたい 配列をカットアンドペーストして下さい。
    以下の2つのデータ形式が使用できます。
    4.1
    単純なアミノ酸配列(アミノ酸一文字コード形式)
    例:
    KLGQGCFGEVWMGTWNGTTRVAIKTLKPGTMSPEAFLQEAQVMKKLRHEKLVQLYAVVSEEPIYIVTEYMSKGSLLDFLK
    4.2
    FASTA形式
    例:
    >CSRC_HUMAN
    KLGQGCFGEVWMGTWNGTTRVAIKTLKPGTMSPEAFLQEAQVMKKLRHEKLVQLYAVVSEEPIYIVTEYMSKGSLLDFLK
    (「ラベル=」のフィールドが空白の場合にはデータフィールド一行目の「>」の後ろのラベルが配列のラベルとして使用されます。「>」の前にはスペースやその他の文字を入れないで下さい。

    配列の長さの上限は 500 残基です。 50 残基より短い場合は予測精度が下がります。

  5. 実行するサービスの稼働状況を見るには 'Service status' ボタンをクリックします。
  6. 入力フォームを初期状態に戻したいときは 'Reset this form' ボタンをクリックして下さい。
  7. 'Submit' ボタンをクリックすると処理が開始されます。
  8. 計算結果例

著作権について :

New Joint法の原版及びSSThread法で用いられているプログラム(COMPASS)の 著作権は、蛋白工学研究所(PERI)が所有する。New Joint法のPAPIA版は、 新情報 処理開発機構(RWCP)によって、並列化された。全ての権利は保有されている。
問い合わせ先: 技術研究組合 新情報処理開発機構 つくば研究センタ
        並列応用つくば研究室 野口 保
       〒305-0032 茨城県つくば市竹園1-6-1つくば三井ビル
   TEL:81(298)53-1707, FAX:81(298)53-1680, E-mail:noguchi@trc.rwcp.or.jp.

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