利用方法説明
タンパク質構造検索
3次元座標指定画面


メソッド :

Kabsch 法(厳密なRMSD計算)を使用する。 検索対象のタンパク質断片を、PDB-REPRDBデータベース内のタンパク質チェイン から 切り出し得る全てのタンパク質断片と比較する。両者のアライメントにおいて ギャップを仮定しない。検索対象の断片を、データベース側の候補断片との間のRMSD (構造間の平均二乗距離の平方根)が最小となるように回転させる。その時のRMSD 値を計算する。報告する配列数をしぼり込むために、RMSDの閾値またはDmax (対応原子間距離の最大値)の閾値を指定することができる。

文献 :

W. Kabsch: "A discussion of the solution for the best rotation to relate two sets of vectors",
Acta Cryst. A34, pp.827-828 (1978).

使用方法 :

  1. 「サービス稼働状況」 をクリックして「タンパク質構造検索(3次元座標指定)」のサービスが ONになっていることを 確認して下さい。
  2. 「データベース」を選択して下さい。
    現在選択できるのは PDB-REPRDB ( PDB代表タンパク質チェインDB ) のみです。
  3. 「検索の閾値」を設定して下さい。
    「RMSD距離」順「Dmax距離」順を選択します。 上限値と下限値に適切な閾値を設定して下さい。
    (両方を同時に省略することはできません。)
  4. 「最大報告数」を入力して下さい。
    この数を超える検索結果出力は省略されます。
    最大で 300 まで指定できます。
  5. 「ラベル=」のフィールドにはデータのタイトルを 入力して下さい。
  6. テキストエリアに C-alpha 炭素の3次元座標を入力します。
    入力形式 : (x-座標) (y-座標) (z-座標)
    例 :
    26.369-3.22633.623
    23.790-0.43634.202
    25.8762.54535.287
    22.6404.52435.922
    便宜上、いわゆる PDB の ATOM 行を使用することもできます。
    この場合各行は 「ATOM」 ラベルで始まります。
    「Ca」 (C-alpha 炭素) 以外の行は無視されます。
    例 :
    ATOM     45  N   GLU    53      18.222  18.496 -16.203  1.00 21.95      1CTF  95
    ATOM     46  CA  GLU    53      17.706  17.982 -14.905  1.00 16.74      1CTF  96
    ATOM     47  C   GLU    53      17.368  16.466 -15.121  1.00 15.45      1CTF  97
    ATOM     48  O   GLU    53      16.780  16.073 -16.175  1.00 18.81      1CTF  98
    ATOM     49  CB  GLU    53      16.552  18.744 -14.351  1.00 17.35      1CTF  99
  7. 実行するサービスの稼働状況を見るには'Service status' ボタンをクリックします。
  8. 入力フォームを初期状態に戻したいときは 'Reset this form'ボタンをクリックして下さい。
  9. 'Submit'ボタンをクリックすると処理が開始されます。
  10. 計算結果例

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