ゲノム情報研究センター[CBRC]

2008年 4月15日掲載

SAMURAI HP : http://samurai.cbrc.jp/

細胞によって遺伝子発現ネットワークはその遺伝子の構成が異なっている事 が知られています。そのネットワークがどのような基本的な遺伝子群で 構成されているかを知るには「遺伝子モジュール」と呼ばれる遺伝子の 最小機能単位に分解してやる必要があります。

本ソフトウェアは、細胞に限らず、大量で様々な遺伝子発現データから、 共通に存在する遺伝子モジュールを高速かつ最高精度で網羅的にマイニング することができるものです。これを用いると、例えば皮膚からiPS細胞を作成 する時に必要な遺伝子４種類を発見した「デジタルディファレンシャルディスプレイ と同じ事を全ての細胞種に対して高速で行なう事も可能です。
今後の再生医療研究での遺伝子スイッチの発見には欠かせない方法と言えるでしょう。