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内在性siRNAの新発見に貢献

2008年 5月12日掲載

  独立行政法人 産業技術総合研究所 生命情報工学研究センター RNA情報工学チームの光山統泰(旧姓名 金 大真)研究チーム長らは、慶應義塾大学 医学部の塩見 春彦 教授、塩見 美喜子 准教授らとの共同研究において、バイオインフォマティクス解析を担当し、ショウジョウバエ内在性siRNAの発見と解析に貢献しました。

 内在性siRNAは、生殖細胞において遺伝情報を阻害する可能性があるレトロトランスポゾンの働きを抑制すると考えられています。今回の発見によって、生体内における低分子RNAのメカニズム解明が大きく前進することが期待されます。

 この研究の一部は独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構が出資する機能性RNAプロジェクトの助成を受けています。この研究成果は、2008年5月7日(英国時間)に英国科学雑誌「Nature」のオンライン速報版で公開されました。

AGO2結合small RNAの配列情報解析 

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