2010年8月13日掲載
2010年8月10日・11日の2日間にわたり日経産業新聞が掲載した記事「2030年への挑戦 ― 次世代産業技術『スパコンで創薬』上・下」において創薬分子設計チーム(広川貴次研究チーム長)の研究内容、研究チームの体制および実績が紹介されました。
当該記事では計算機の能力が高まったことが創薬現場に与えるインパクトが取り上げられています。
創薬分子設計チームはスーパーコンピュータ等を活用し、医薬品ターゲットとなるタンパク質のMD(分子動力学)計算を行い、計算結果をタンパク質と医薬品候補化合物とのドッキングシミュレーションやバーチャルスクリーニングに応用しています。この技術は民間企業10社程度との共同研究に利用されています。創薬インフォマティクスの人材養成に力を入れている創薬分子設計チームには20名ほどのメンバーがいますが、そのうち15人ほどは民間企業所属の技術研修員です。広川チーム長が講師を務める創薬インフォマティクスコース(現在、生命情報科学人材養成コンソーシアムが主催)についても触れられています。