事務からの視点(CBRCを支える事務系職員から見たCBRCをインタビュー)

生命情報工学研究センターには、研究者のほかにさまざまな事務系の職員も勤務しています。
CBRCで働く職員の業務内容や、仕事の“やりがい”などを紹介します。

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「研究者」は、気難しい方が多いような気がします。
やりとり、大変ではないですか?

竹内:  確かに、一般の方から見ると少し変わっているかもしれません。普段はのんびりしていて、研究に集中するときはビシッと。そのギャップはありますね。でも、CBRCの研究者の皆さんは良い意味で「普通」の方が多くて、その点では難しさや大変さは感じません。

鈴木:  大学や他の研究機関と比べると、CBRCの研究者は社会的適合性が高いと思います。さまざまな分野の研究者が集まっているからでしょうか。コミュニケーション能力も高く、他分野の研究者とも、私たちとも、円滑にやりとりできていると思いますよ。

坂口:  ただ、ある意味では信用できないところもあります(笑)。事務手続きなどを苦手にされている方もいますから。研究成果という目標に向かって集中していると、どうしても他のことを忘れてしまいがち。そんな研究者を支え、組織がうまくいくためのお手伝いをするのが、私たちの仕事だと思っています。

磯野:  坂口さんはそう言いますが、CBRCは実に平和で健全だなぁと思います。

坂口:  確かに、フツーな人が多いですよね。これで研究できるの? と思うくらい(笑)。

関嶋:  研究者だけだと統制がとれない“動物園”状態かも。「CBRCは普通に見えるね」といってもらえるのは事務系職員の努力の賜だと感謝しています。


職場として、CBRCの雰囲気はいかがですか。

坂口:  非営利の組織ですから、一般の企業とは雰囲気は異なると思います。私たちは、研究者のサポートをするのが第一。「自分が、自分が」と我を通す人はいません。

鈴木:  組織としての体制がしっかりしているので、働きやすさは感じます。事務系職員のそれぞれが担当業務に責任もって実行することで、良いチームワークができていますよね。

磯野: みんなの仲がいいな、というのは、入ってすぐ感じましたよね。

竹内:  それは、以前からの流れがあるからではないでしょうか。現在の場所に移転する前は、一つのフロアで全員が集まって仕事をしていました。その頃の、緊張感を持ちつつも和気藹々とした雰囲気がずっと続いて残っているように感じます。

田中:  それぞれが違う分野の仕事を受け持ち、責任を持って実行する。他の人が大変そうな時は、さりげなくサポートに入る。お互いが、相手のことを尊敬し合う雰囲気というのは、確かにあると思います。

坂口:  誰かを支えたい、サポートをきちんとしたい、という人にとっては、やりがいのある環境だと言えるでしょうね。時々、我慢が必要なこともありますけど(笑)。


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